工事見積書とは
工事見積書は、工事を始める前に、工事の内容と、材料費・労務費・経費などの金額の内訳を、お客様(発注者)に示す書類です。契約の前に、工事の範囲と金額をそろえるために使います。有効期限を書いておくと、材料の値上がりなどで金額が変わるときの行き違いを防げます。
工事内容の例
上の画面の「例文」で選ぶと、明細の工事内容が入れ替わります。そのまま直して使えます。
既設機器の撤去
フロン類の回収
新設機器の本体
新設機器の据付
冷媒・ドレン配管工事
電気配線工事
試運転・調整
撤去材の処分費
法定福利費(事業主負担分)
安全衛生経費
現場管理費・一般管理費
分電盤の更新
幹線・配線工事
照明器具の取付
コンセント・スイッチの取付
既設器具の撤去
試験・調整
撤去材の処分費
法定福利費(事業主負担分)
安全衛生経費
現場管理費・一般管理費
給水管の更新
排水管の更新
バルブ・継手
給水ポンプの更新
既設配管の撤去
通水試験
撤去材の処分費
法定福利費(事業主負担分)
安全衛生経費
現場管理費・一般管理費
足場の設置・撤去
下地の補修
塗装工事
防水工事
養生・清掃
運搬費
撤去材の処分費
法定福利費(事業主負担分)
安全衛生経費
現場管理費・一般管理費
工事見積書の書き方
工事見積書で、お客様が見るのは「いくらか」「何にかかるか」「いつまで有効か」です。金額のわけが分かるように、内訳を書きます。
| 欄 | 記入内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| お客様 | 見積書を渡す相手の会社名や名前 | 株式会社サンプル |
| 工事名・工事場所 | 工事の名前と場所 | サンプルビル 空調設備更新工事 |
| 工期 | 工事の期間。工程ごとの日数があれば備考に | 2026年12月1日〜12月10日 |
| 有効期限 | この金額でお受けできる期限 | 見積日から1か月 |
| 支払条件 | 支払いの時期と方法 | 完了月末締め、翌月末払い |
| 見積日・見積番号 | 見積書を作った日と、社内の番号 | 2026年11月5日・2026-0456 |
| 工事内容 | 工事の種別ごとの内訳を1行に1つ | 既設機器の撤去 |
| 数量・単位・単価 | 数と単位と、1単位の値段 | 1・台・120,000 |
| 金額・小計・消費税・合計 | 自動で入ります(金額は数量×単価) | 120,000 |
| 備考 | 金額に含まない物や、前提の条件 | 夜間作業を含みません。 |
書き方のポイント
- できるだけ「一式」にせず、工事の種別ごとに内訳を書きます。
- 金額に含まない物(夜間作業・駐車場代など)は、備考に書きます。あとの行き違いが減ります。
- 材料費と労務費は、行を分けます。法定福利費と安全衛生経費も、内訳に書きます(例文に入っています)。
- 有効期限を書いておくと、材料や人件費が変わったときに見積り直せます。
くわしい使い方
部品とブロック
左の列の「+ 追加」から入れます。ブロックは、よく使う部品の組み合わせで、入れたあとも中の部品を自由に直せます。
| 部品 | 使いどころ |
|---|---|
| テキスト | 題・名前・会社名・見出し・注意書き。字を空にすると、書き込む欄(Excelで記入するマス)になります |
| ボックス | 部品を横か縦に並べる入れ物。枠・塗り・余白・間隔を付けられ、ボックスの中にボックスも入れられます |
| 表 | 作業内容・点検項目・部品の一覧。列の名前・幅・種類と、行の数を変えられます |
| 写真の枠 | 作業前・作業後の写真。用紙の上で押すと、写真を貼れます |
| チェック | □良 □否 のような、選ぶ印 |
| 画像 | 会社のロゴ・印影・図 |
| 線・改ページ | 区切りの線と、2枚目へ送る所 |
| ブロック | 記入欄・日付・記入欄(複数行)・写真・写真2枚・押印の枠・選択肢・見出し・会社の情報・宛名・点検の表・合計の欄 |
| カスタム | ボックスの設定の「ブロックとして保存」で残した、自分のブロック(無料会員)。どのテンプレートにも入れられます |
主な操作
| 操作 | やり方 |
|---|---|
| 欄を足す | 左の列のいちばん下の「+ 追加」。ボックスの中に足すときは、そのボックスを開いて、中の「+ 追加」 |
| 欄を外す | 行の右の ×(確かめが出ます)。外しても「元に戻す」で戻せます |
| 並べ替える・ボックスに入れる | 行の左のつまみ(⋮⋮)をつかんで動かします。閉じたボックスの行の右半分に落とすと、その中へ入ります。スマホは、つまみに指を置いたまま動かします |
| いくつかをまとめて囲む | Shiftを押しながら、左の行か右の用紙の部品を押して選びに足し、⌘G(Ctrl+G)で1つのボックスに。複製・切り取り・外すも、まとめてできます |
| 別のボックスへ移す | ⌘X(Ctrl+X)で切り取り、移す先を選んで⌘V(Ctrl+V)。選んだ部品のすぐ下に入ります(中を開いたボックスを選んでいれば、その中の終わりに) |
| 設定を変える | 左の行か、右の用紙の欄を押すと、その部品の設定が開きます |
| 横に並べる | 部品をボックスに入れ、ボックスの「並べ方」を「横」にします |
| 幅を変える | 設定の「幅」で、最大(残りいっぱい)・指定(mm)・自動(字に合わせる)。横に並んだ欄の境目は、用紙の上でつまんでも変えられます |
| 字を変える | 右の用紙の上で、そのまま書きます。大きさ・太字・寄せ・飾り(下線・枠・左に帯・塗り)は設定で |
| よく使う形を残す | ボックスの設定の「ブロックとして保存」。中の部品とロゴなどの画像ごと残り、「+ 追加」の「カスタム」から入れられます(無料会員) |
| 枠や線を付ける | ボックスの「枠・塗り」と「枠の辺」(全部・上下・下だけ・左右)と「線」(太さ・点線)。区切りには「線」の部品 |
| 写真を貼る | 右の用紙の写真の枠を押します(写真は送らず、このページの中だけで扱います) |
| 表に、まとめて入れる | Excelから何行かをコピーして、表のマスに貼り付けます |
| 用紙を変える | 頭の帯の「用紙設定」で、大きさ(A4・A3・B5)・向き・余白・間隔 |
| 作成する | 「Excel作成」で記入して使うExcelのひな形に、「PDF作成」で印刷して手で書く用紙に |
キー
| 操作 | Mac | Windows |
|---|---|---|
| 外側のボックス(1つ上の段)を選ぶ | Esc | Esc |
| 選んだ部品(いくつかでも)を、ボックスで囲む | ⌘+G | Ctrl+G |
| ボックスの囲みを外す | ⇧+⌘+G | Ctrl+Shift+G |
| 部品を選びに足す | ⇧+クリック | Shift+クリック |
| 選んだ部品を複製する | ⌘+D | Ctrl+D |
| 選んだ部品をコピー・切り取り | ⌘+C・⌘+X | Ctrl+C・Ctrl+X |
| 選んだ所に貼り付け | ⌘+V | Ctrl+V |
| 選んだ部品を外す(確かめが出ます) | Delete | Delete |
| 元に戻す | ⌘+Z | Ctrl+Z |
業種ごとの使いどころ
よくある質問
- 金額は自動で計算されますか?
- 計算されます。数量と単価を入れると、金額・小計・消費税・合計と、頭の御見積金額に入ります。金額は1円未満を四捨五入し、小計は行に見えている金額を足した数です。Excelには式が入っているので、あとから数字を直しても計算し直されます。
- 消費税の計算は、どうなっていますか?
- 小計の10%で、1円未満は四捨五入です。端数の扱いや税率を変えるときは、Excelの式を直します。
- 内訳は「一式」でもよいですか?
- 建設業法第20条第1項で、工事の種別ごとの材料費・労務費・法定福利費(事業主負担分)・安全衛生経費・建退共の掛金などの内訳と、工程ごとの作業と準備に必要な日数を書いた見積書を作るよう努めることになっています(建設業法)。内訳の無い「一式」の見積は、不適切な例として挙げられています(鳥取県の案内)。
- 有効期限は、どのくらいにすればよいですか?
- 1か月ほどを目安に、材料や人件費の動きに合わせて決めます。
- エクセルで直せますか?
- 直せます。「Excel作成」で、パソコンで記入して使えるファイルになります。欄や字を自社の書式に合わせて直したファイルも、自社の業務や取引先のために、自由に使えます。
- 手書きで使えますか?
- 使えます。「PDF作成」で印刷すれば、書き込む所に手で書けます。
- 会社のロゴを入れられますか?
- 入れられます。「+ 追加」の「画像」でロゴを入れ、好きな場所に置きます。
- 作った形を残せますか?
- 無料会員は「設定保存」で、名前を付けて残せます。次からは「保存済みの設定」から選ぶだけで、同じ形になります。
- 何回でも作れますか?
- 登録なしのフリーは月10回・1回に用紙5枚まで、無料会員(登録は無料)は月30回・1回に用紙10枚まで、プロは回数の上限なし・1回に用紙100枚までです。「Excel作成」も「PDF作成」も1回と数え、ほかのテンプレートの作成と合わせて数えます。
1工事内容を選ぶ
2数量と単価を書き込む
3Excel・PDFで作成




